コラム

幼児教室や塾を嫌がる子どもに対する対策と原因について

更新日:2024/04/01

幼児教室に通わせている子どもが親離れできず、教室に行くのを嫌がる場合があります。無理して行かせるべきか、辞めさせて教室を変えるべきか悩むところです。
今回は子どもが幼児教室を嫌がる理由や対処法、子どもに合った教室の選び方を解説します。状況に合わせて理由や対処法を複数紹介しているので、本記事を読めば納得できる対処法が見つかるでしょう。

目次

子どもが幼児教室を嫌がる理由

幼児教室を嫌がる理由は、子どもの年齢や成長のスピードによって異なります。1~2歳の小さな子が行きたくないと駄々をこねる場合、習い事のタイミングと生活リズムが合っていない可能性があります。
例えばお腹が空くときや眠くなる時間と教室に行く時間帯が重なると、子どもはストレスがかかります。1~2歳の子どもは出かけるテンションではないだけでも、拒否反応を起こす可能性が低くありません。
また教室に我慢できないほど、嫌なものがあるために嫌がっている場合も考えられます。例えば、先生の顔や声、おもちゃの日本人形、耳障りなノイズなどです。教室側が良かれと思って取り入れている音楽やおもちゃでも、恐怖を抱く原因になる場合があります。
1~2歳の子どもは、まだ何が怖いのか、なぜ怖いのか言葉で伝えるのが難しい状態です。保護者が周囲をよく観察し、ストレスの原因を見つける必要があります。
一方、自我を持ち出す3~4歳の子どもが嫌がるのは、幼児教室に対して明確な不満を持っている可能性があります。例えば先生や友達が嫌いだったり、習い事の内容が面白くなかったりするなどです。
人間関係に問題がある場合、行きたくない理由を問いただしても伝えないことが多いです。本当の気持ちに気付くために、周囲の状況を注意深く観察する必要があります。他にも母親と離れ離れになることに不安を抱き、泣いてしまう場合も考えられます。

子どもが幼児教室を嫌がったときの対処法

子どもが幼児教室を嫌がる理由が分からないのであれば、親が言葉にならない不安や不満を見つけ出す必要があります。
先生が苦手なら別の先生が担当する日に変えたり、習い事の内容自体に不満があるのなら教室を変更したりといった対処が有効です。子どもが話せる年齢に差しかかり、自分の意見や気持ちを表に出せるようなら、本人と向き合い、教室が嫌な理由を話し合ってみましょう。心のモヤモヤを言語化することでスッキリして、行けるようになるかもしれません。
幼児教室を嫌がるのは、勉強が嫌いで楽をしたいからだと決めつけないようにしましょう。子どもの中には元々、勉強が苦痛なものという考えはありません。親が自分の幼少期を思い出し、子どもは辛いから逃げようとしていると捉えると、見当違いな事柄で叱ることにつながります。何よりも子どもが考えていることの把握が重要です。
習い事を続けてきて飽きが生じている場合、保護者の関わり方によってはモチベーションをアップできます。目標を一緒に考えてあげたり、習い事の楽しい部分を見出してあげたり、保護者ができることは多々あります。
また幼児教室の人間関係がうまくいかないのは、親の過保護が原因のケースも。愛情を伝えたいからといって過度に保護すると、かえって家庭外の人間関係がうまくいかなくなる場合もあります。できる限り早めに親から離れた環境で生活させる取り組みが必要です。早い段階で友達や他の保護者と交流を持つようにすると、社交的な子どもに育つ可能性が高いです。心を許せる友人と過ごしている間は、家での嫌な出来事も忘れます。
母親と離れると泣くが父親がいなくなっても取り乱さないケースでは、父親の関わり方がポイントです。父親が子どもと接する時間が増えれば、寂しさや不安がまぎらわされる場合もあります。

子どもに合った幼児教室の選び方

まず幼児教室の先生と子どもの相性が悪くないか、確認しなくてはなりません。こわい先生だから嫌がっていると決めつけないようにしましょう。優しい先生に対して調子に乗り過ぎてしまう場合や、逆に厳しい先生によくなつく場合もあります。
また母親ができない様子にイライラしてしまう態度に、子どもが敏感に察知し、幼児教室にいくのを嫌がっている場合もあります。
また子どもの学力と授業のレベルが合っているかという点も確認が必要です。学習の内容がハイレベル過ぎると、子どもがついていけず挫折してしまいます。本人にやる気があるなら追いつけ追い越せで頑張らせるのもありですが、心が折れそうなら無理は禁物です。親の都合で欲を出さず、子どもの物差しで考えることが大切です。
先生が優しいから良い、レベルが高いから学力を効率的に伸ばせるなど親の価値観・考え方を押し付けず、子どもの自主性に対する配慮が重要になります。

まとめ

子どもが幼児教室を嫌がる理由はさまざまで、年齢や成長のスピードによっても異なります。
嫌がる理由が分からないのなら、状況を観察して原因の把握に努めるか、本人と話し合う時間を設けることが有効です。
幼児教室に嫌がるときの対処法や子どもに合った教室の選び方は人によって異なるので、まずは本人の気持ちの確認が大切です。

講師:柳

講師:柳澤

                   

監修:東京英才学院の幼児教室部門

幼児教室部門ではお子さまに「できる喜び」や「考える楽しみ」を感じてもらうことを大切にしています。ほめて子どもたちを認めてあげて「やればできるんだ」という気持ちになってもらえるよう心がけています。「これ違うよ」と否定するのでなく、「クルクル回してみよう」など、ヒントを与えながら授業を進めています。また、保護者の方へも、「しからない子育て」や受験の面接のやり方、進路相談などご助言しております。

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