小学校受験に向いている子とは?特徴について紹介
更新日:2024/04/15
小学校受験を受けようとする子どもの親御さんの中には「どのような子が小学校受験に受かりやすいのか」「うちの子は小学校受験をするのに向いているのか」などの疑問を抱える人も多いかもしれません。
そこで今回は小学校受験に向き不向きの子どもはいるのか、向いている子どもと、向いていない子どもの特徴について解説していきます。
記事の後半では、どうしたら小学校受験に向いている子どもに育てることができるのかといった面も説明していきますので、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。
目次
小学校受験に向き不向きの子どもはいるのか
小学校受験では面接や行動観察を行う学校が多いです。その中では子どもの集団行動に適性があるのかという協調性、社会性が求められます。
面接などの受験科目を乗り越えて、自分の子どもを希望の学校に通わせてあげたいのであれば、子どもの適性があるのかどうかを知った上で受験対策をするのが大切です。
小学校受験に向いている子どもの特徴
小学校受験に向いている子どもの特徴は、以下の5つが主なものとして挙げられます。
- 協調性のある子
- 好奇心旺盛な子
- 素直な子
- 目標に向かって頑張ることができる子
- 心身ともに健康な子
それぞれどのような点が向いているのか、詳しく説明していきます。
協調性のある子
協調性は、4歳や5歳という年齢でも培うことができる資質です。
幼稚園や保育園で周りの子どもと協力して砂場でお城を作っていた、絵を描く時間に集中して描き続けていた、こうした子どもの協調性や集中力がわかるエピソードを、園の先生から伝えられたことのある親御さんもいるかもしれません。
協調性は学校生活だけではなく、大人になってからの社会生活でもさまざまなシーンで求められるはずです。
例えば会社員として企業に所属するのであれば、上司や部下の意見を受け入れるなど、周りとコミュニケーションを取る場面は非常に多岐にわたります。
そのため求める人物像として、子どもの頃から周囲と協力していける資質を持っていることを、受験の際の指標にしている小学校は多いです。
好奇心旺盛な子
好奇心旺盛な子も小学校受験に向いているでしょう。
勉強をしていく中で好奇心がなくては、新しいことを吸収していくことが苦手だったり、勉強の途中でやる気を失ってしまったりしやすいです。
小学校では多くの教科を並行して勉強していく必要があります。そのためには好奇心を持っていることも大切です。
素直な子
素直である子も、小学校受験に向いている子と言えます。
先生からの指導を聞いて素直に受け入れることで、多くの学びを得ることができますし、小学校での団体生活に適した活動ができ、周りの子どもとも調和することができます。
目標に向かって頑張ることができる子
小学校に入ると、様々な場面で目標を掲げられます。
勉強での目標だけでなく、学校生活における目標もあります。運動会や音楽会もその一例です。そうした目標に向かって取り組むことができるお子さまは、小学校が求めているお子さま像の一つにあげられます。
心身ともに健康な子
基本的なことですが、どんな小学校に行くとしても心身ともに健康であることは大事です。周りの家族が子どもの健康管理に気をつけてあげるようにしてください。
弟や妹が居る子だと、子ども自身が自分の立場を考えて下の兄弟を優先してしまい、辛くても言い出せずに我慢してしまう場合もあるので注意しましょう。
心身の健康のためには、何かあった時に我慢せず自己発信することが大事です。
学校生活の中で体調不良を我慢していると、例えば体育の授業中に倒れてしまうなどと周りに迷惑をかけてしまうことが考えられます。そのため自分の体調が悪い時は、口に出して教えてくれるよう日ごろから伝えることも必要です。
小学校受験に向いていない子どもの特徴
次に、反対に小学校受験に向いていないと考えられる子どもの特徴をご紹介します。
- 落ち着きがなく親の注意を聞かない子
- 先生から教わることを素直に受け入れられない子
の2つです。 それぞれどうして向いていないと考えられるのか、理由を解説していきます。
落ち着きがなく親の注意を聞かない子
活発な性格は元気があって魅力的ですが、度が過ぎると受験の際に「落ち着きがない」と判断されてしまうかもしれません。
必要な場で落ち着けないということは、小学校に入学してから、団体行動に従えない子や、授業中にじっとしていられない子だと思われてしまう可能性があります。
いつでもどこでもじっとして落ち着いている必要はないですが、面接の場では落ち着いて受け答えをすることが重要です。
必要な場面では落ち着けるように、普段の生活から親御さんが働きかけることが大切です。
先生から教わることを素直に受け入れられない子
小学校に入ると様々なことを学びながら成長していきます。
「足し算ってこのように解いていくんだー!」「ひらがなより漢字で書いた方が便利だなー!」など、多くのことを学びます。
しかし、そうした学びを、「僕のやり方で計算してみる!」「ひらがなで書いても答えは合っているでしょ!」など、自分のやり方に固執してしまい、新しいものを受け入れないお子さまは小学校受験には向いていないかもしれません。
日頃から、お子さまの意見を尊重しすぎず、こういうやり方もあるよね!などと、肯定しつつ、新しいやり方を、教えてあげるような接し方をしていくと改善していくでしょう。
どうすれば小学校受験に向いている子どもに育てられるか
小学校受験に向いている子・向いていない子の特徴が分かったところで、今度はどうしたら小学校受験に向いている子どもに育てることができるのかを考えてみましょう。
4歳や5歳の子どもの特徴には、親との関わり方が大きく影響します。そのため短い期間でも教育すると大きな変化が見られるケースも多いです。 今の時点で自身のお子さんが向いてない子どもの特徴に当てはまっていても、子どもの成長は無限大のため、諦める必要はありません。
受験すると決めてからでも、改めて親子の関わり方を工夫することで、小学校受験で求められるような子どもに育てていくことは可能です。親御さんが「うちの子は小学校受験に向いてない子だから」などと決めつけてしまわず、協調性、好奇心、素直さ、競争心を引き出すように、日ごろから子どものことをよく見て働きかけることが重要です。
例えば、落ち着きがない子でも座って話を聞くように伝え、だんだん座っている時間を長くさせてみることによって、落ち着いてくる子どももいるでしょう。
まずは子どもと小学校受験について話し合い本人の意思を尊重しましょう
小学校受験を始める際は、最初にお子さんと親御さんの間で、小学校受験について話をする必要があります。
親御さんとしては進学校に通わせたい、エスカレーター式の小学校で将来の受験の負担を減らしたい、などの理由で小学校受験をしてほしいと考えているかもしれません。
しかしお子さん本人の意思はどうなのかを確認することは、その後の小学校生活を充実したものにするために大切です。お子さまご自身では小学校受験がどのようなものかわからなくても、その小学校に行ってみて、「この学校楽しいな!」「あういうお兄ちゃん、お姉ちゃんになりたいな!」と思ってくれるだけ十分です。
学校に通う本人にも親御さんと同じ考えがあればよいのですが、本人の思いがないままでは、小学校受験に向いている子どもになるための努力を苦痛に感じてしまうかもしれません。なかなか成果が出ず、かえって親に反発してしまうような気持ちになってしまう可能性もあります。
親子双方の思いを一致させるために、「なぜ」受験するのか理由を話し合っておきましょう。
情報収集も重要
親子で受験をするという意思が固まったら、受験に必要な情報をできるだけ集めるなどして、合格に向けて協力してあげてください。
例えば、小学校側はどんな子どもを求めているのか、受験先の小学校の校風はどのようなものかなど、受験する先の学校の詳しい情報を集め、ご両親含め、一丸となって取り組んでいきましょう。
その他受験対策の方法を教えてくれる人に相談するのもおすすめです。先輩ママさんや習い事の先生など、周囲に詳しい人がいないか探してみてください。
専門家に教えてもらうのであれば、塾へ通うのもおすすめです。面接においてよく何を聞いてくる学校なのかなど、過去の情報を知ってそれに向けての対策ができるはずです。
小学校受験は子どもとの接し方だけではなく、家庭内での教育方針を定めることも大切です。両親が役割分担をするのはよいですが、父と母で意見が分かれていては子どもも戸惑ってしまいます。受験に向けてどのように本人をサポートしていくのか、周囲の大人同士で整理しておきましょう。
まとめ
子どもにとってどんな学校に入学するのかは、大事な人生の選択の一つになります。
小学校受験には向き不向きがありますが、向いていないからといって諦める必要はありません。親と子の関わりや教育の中で子どもは変化していくため、向き不向きを理解して接し方を工夫することが大切です。
小学校受験はもちろん親御さんの協力も大切ですが、受験をする本人の意思を尊重することが何より大切です。しっかり話をした上で、小学校受験をする際は、家族として協力できることを探しながら合格に向けて努力していってください。
そのためにまずは小学校受験に向いている子どもの特徴を理解して、面接や行動観察などの受験対策をしていくことが、合格への鍵となるはずです。
本記事の内容を参考にして、自分たちの子どもに合った対策を見つけていきましょう。
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